いぐさのちから。



夏は涼しく、冬はあたたか。


いぐさの中心にあるスポンジ部分が湿気を吸い取ってくれます。

しかも空気が乾燥してくると吸い取った湿気を外にはきだします。
畳のうえがいつもサラサラで気持ちがいいのはこのためです。

スポンジ部分には空気をたくさん含んでいます。
空気は熱を通しにくいもの。
だから畳の上は夏は熱を通さず涼しく、
冬は冷たい空気を通さず温かいのです。

                    いぐさの断面図⇒

畳のいい香りのヒミツ。

フィトンチッド
 樹木が発する芳香成分で殺菌作用をもつ。

ジヒドロアクチニジオリド
 紅茶に含まれている成分で、他の芳香成分を保香する働きがある。

αシペロン 
 リラクゼーションに役立つ成分で漢方薬やアロマオイルに使われる。

バニリン
 バニラの香りの成分でアロマテラピーやお菓子などに使われる。


                      いぐさの芳香成分⇒